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📘 第6回「建築日和」【外壁改修工事】          ①外壁改修工事の基本と必要性

🏢 外壁改修とは?

マンションの大規模修繕工事で中心となるのが「外壁改修工事」です。
外壁改修とは、建物の外側(コンクリート、タイル、塗装面など)を修繕・補修し、
防水性や美観、そして安全性を維持する工事のことを指します。

一般的な工事内容は以下のとおりです。

・外壁塗装(再塗装による防水・美観回復)
・タイル補修(浮き・剥落の防止)
・シーリング打替え(目地や窓周りのゴム状パッキンの更新)
・ひび割れ補修(雨水浸入防止)

🌟 なぜ外壁改修が必要なのか?

1)建物を雨水から守る
外壁は防水の役割を持っています。劣化が進むと雨水が侵入し、躯体を傷める原因になります。

2)安全性の確保
特にタイル貼りの建物では、タイルの浮きや剥落による事故が社会問題化しています。
 東京都内でも「タイルが落下して通行人がケガ」といった事故が報告されています。

3)資産価値の維持
外観の美しさは資産価値に直結します。外壁改修により入居率や売却価格が安定する傾向があります。

 

🔍 外壁改修の実施タイミング

国土交通省の指針では、12〜15年ごとに大規模修繕を行うのが目安とされています。
外壁改修はその大規模修繕の中心的な工事であり、周期的に行うことで建物の寿命を延ばすことができます。

まとめ

・外壁改修は「防水・安全・美観」を守る重要な工事
・工事内容は塗装・タイル補修・シーリング更新など多岐にわたる
・実施目安は1215年ごと

👉 次回は、外壁の「劣化症状」と「診断方法」について掘り下げます。

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