お知らせ・ブログ

📘 第15回「建築日和」【電気設備工事】          ①電気設備とは? 

💡マンションに欠かせないライフラインの基盤💡

1)電気設備とは何か

マンションにおける「電気設備」とは、各住戸や共用部分に電力を安定的に供給し、安全に使用できるよう管理する仕組み全体を指します。
電気は日常生活のほぼすべてに関わっており、照明・エレベーター・給排水ポンプ・防犯カメラ・空調など、
建物の機能を支える“心臓部”です。

2)主な電気設備の種類

マンションで重要な電気設備は、大きく以下のように分類されます。

・受変電設備
高圧電力を受け、各住戸や共用部で使える電圧に変換する装置。

・配電設備
受変電設備から分配された電力を各住戸・設備へ届ける配線系統。

・共用部照明設備
廊下・階段・駐車場・外構などの照明。LED化により省エネが期待できる。

・非常用電源設備
停電時に非常用照明や防災設備を稼働させるための自家発電機・蓄電池。

・エレベーター関連設備
動力源や制御盤。停電・老朽化対策が重要。

・通信・防犯設備
インターホン、防犯カメラ、インターネット配線など。

3)電気設備の耐用年数の目安

・受変電設備:2030
・分電盤・配線:2030
・照明設備(蛍光灯器具など):1520年(LEDはさらに長寿命)
・非常用発電機:1520
・エレベーター:2025年(部品更新で延命可能)

30年以上のマンションでは、電気設備が寿命を迎えているケースが多く見られます。
しかも電気設備は省エネ性能がアップするなど、進化しています。
大規模修繕と同じタイミングでも、電気設備のみの改修でも構わないですが更新は避けて通れません。

4)劣化や更新の必要性

電気設備が老朽化すると、次のようなトラブルが発生します。

・停電やブレーカーの頻繁な作動
・照明が暗く、安全性が低下
・エレベーターの故障や停止
・通信設備の不具合によるセキュリティ低下

これらは住民の快適性や安全性を損なうだけでなく、資産価値の低下にもつながります。

💡まとめ

電気設備は「あたりまえに使えること」が前提で、もはや電気がない生活は考えられません。
普段は特段意識していないため、故障等の不具合が発生してから対処しようとすれば、緊急工事や大規模トラブルに発展しやすくなります。
大規模修繕計画の一角に電気設備更新をしっかり組み込み、長期的に安全で快適なマンション運営を目指すことが大切です。

一覧に戻る

Contactお問い合わせ