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📘第42回「建築日和」【店舗・テナント修繕】        ⑪バリアフリー工事とは?

♿誰もが利用しやすい店舗づくりのために
近年、高齢化や多様な利用者への配慮から、店舗のバリアフリー化に関する相談が増えています。
バリアフリー工事というとスロープ設置をイメージしがちですが、実際には入口からトイレ、駐車場まで幅広い箇所が対象になります。

① 出入口のバリアフリー化
まずは店内に入れないのではお話になりません。最も相談が多い工事です。
・スロープ設置   ・段差解消
・自動ドア化    ・開口幅の拡張
・手すり設置
例えば車椅子利用者の場合、わずか2~3cmの段差でも大きな負担になります。
またベビーカー利用者やけがをしている方にとっても、段差のない入口は利用しやすさにつながります。

② 店内通路の改善
入口が利用しやすくても、店内が狭いと十分なバリアフリーとは言えません。
・通路幅の確保   ・商品棚配置変更
・段差解消     ・床材変更   
スペースの関係上、店内全体は無理でも主要なルートだけは確保することで利用しやすさは格段にUPするでしょう。

③ 床材の変更
意外と見落とされがちなのが床です。素材や段差の有無で安全性に違いが現れます。
・ノンスリップ床材施工  ・タイル変更
・クッション性向上    ・段差調整
特に雨の日の転倒防止に効果があります。

④ トイレ・化粧室改修
近年特にニーズが高い工事です。まずは広さの確保から。
・手すり設置    ・出入口拡張
・洋式便器更新   ・多目的トイレ化
・洗面台高さ調整
特に飲食店やクリニックでは評価につながりやすいポイントです。

⑤ 駐車場のバリアフリー化
車で来店する店舗では重要です。
・路面補修  ・スロープ整備  ・ライン引き直し
・
車椅子利用者用駐車区画

⑥ 手すり設置工事
比較的低コストで効果が高い工事です。
・
入口  ・スロープ
・階段  ・トイレ
・通路
安心・安全につながります。

⑦ サイン・案内表示の改善
「ひとめでわかる」は利用しやすさに直結します。
・ピクトグラム表示  ・誘導表示
・大型案内サイン   ・点字表示
初めての来店でも分かりやすい、ストレス軽減、ユニバーサルデザイン対応など、年齢・性別・国籍などに関わらず利用しやすくなります。「〇〇どこ?」と毎回聞かれなくなるのは従業員にとってもストレス軽減につながります。

⑧ 照明改善
高齢者、夜間ほど照明環境の影響を受けます。
・LED照明化  ・足元照明設置
・段差部分の照明強化

♿バリアフリー工事は「選ばれる店舗づくり」
バリアフリー工事は単なる福祉対応ではありません。
高齢者、ベビーカー利用者、小さなお子様連れ、一時的なけがをしている方だけではなく、バリアフリーにするデメリットが見当たらないくらい、だれにとっても利用しやすい店舗づくりにつながります。
結果として、
◎来店しやすい
◎滞在しやすい
◎また来たいと思える   店舗を目指すことができます。

近年はやさしさだけでなく、集客や顧客満足度向上、
社会的評価の向上を目的として取り組む店舗も増えています。

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