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📘 第11回「建築日和」 【防水工事】 ②屋上・バルコニー防水の劣化症状と診断
2025/12/12

1)防水層の寿命
一般的には 10〜15年 が更新目安。大規模修繕のタイミング(約12年周期)に合わせて行うケースが多いです。
2)よくある劣化症状
・ひび割れ(クラック) … 下地や防水層に入る筋状の割れ
・膨れ・浮き … 防水層が膨らみ、内部に水蒸気が溜まっている状態
・破断 … 防水層が切れて下地が露出
・表面の摩耗・色褪せ … 紫外線や風雨による劣化
3)診断方法
・目視調査 … ひび割れ・膨れを確認
・散水試験 … 水を流して浸入箇所を特定
・赤外線調査 … 防水層下部に溜まった水分を可視化
・コア抜き … 屋上の一部を切り取り、劣化状態を直接確認
4)劣化を放置した場合のリスク
漏水が進むと、天井や壁にシミが出たり、住戸内部に被害が及びます。
特に高齢マンションでは、給排水設備の劣化と重なり、複合的な修繕が必要になる場合もあります。
少しの異変にも気が付けるように、日ごろの確認作業が重要になります。
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